2024.10.03投稿

設立趣意書

ワーカーズ・コレクティブが日本で初めて、この神奈川の地に誕生して21年、

元気な女性たちがしなやかに先行モデルとして、いくばくかの「人・モノ・金・時間」を出し、

雇用されないもう一つの働き方にチャレンジし続けたことから、

地域に有用な事業として信頼も高まり大きく広がってきました。

 

一方、市民社会の成熟と共に地域社会ではリストラ、失業、野宿生活、DV、自殺、虐待、犯罪など

増加の一途にあります。このような状況下で、日本社会は請負型の産業資本によるモノづくり優先社会から、

参加と責任を伴った市民資本による、ヒューマンサポートを重視したバランスあるノーマライゼーション社会への

転換が求められています。

 

地域社会が抱える課題に気づき、対策を考え、たすけあい・支えあいながら粘り強く実践し、解決レベルを高め、

かつコストを抑える非営利の市民事業が社会貢献できるシステム形成が、不可欠となりました。

特定非営利活動法人神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会は、地域の生活者が抱える問題解決にむけた

自治体・行政区への政策提言、現行の法制度のつくり・かえを進め、

税金によらない市民によるパブリックづくりの拡充を主な機能とする組織として、その使命達成をめざします。

 

2004年5月25日